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4月21日(水)に、次の審査員により画像による第1次審査を行い、21カ国73点の作品が通過しました。
審査員(敬称略、順不同)
- 武田 厚(美術評論家)
- 水田 順子(北海道立近代美術館学芸第一課長)
- 吉本 由美子(日本ガラス工芸協会理事長)
- 小松 喨一(金沢卯辰山工芸工房館長石川県デザインセンター副理事長)
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7月1日(木)の本審査会には、20カ国71点の作品が送られてきました。
本審査会は、午前中はまず各審査員が自由に作品を見て「票」を入れ、得票の多かった順に作品を1カ所に集めました。そして、一つ一つの作品について「どこが優れているのか」票を入れた人が推薦の意見を述べ、票を入れなかった人は反対意見をぶつけました。
午後、議論を踏まえて、再度、自分が投票した作品の確認(一部、票の入れ替え)を行い、その後、全員の協議の上、各賞を決めていきました。
デンマーク、チェコ、アメリカ、日本という違う国の人たちが一つの作品について議論する訳ですから、それは激しいものがあり、作品の議論の前の審査の進め方についても多くの時間を要しました。 |
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審査員(敬称略、順不同)
- ヨーン・スコーウ・クリステンセン(ガラス評論家・デンマーク王立工芸博物館インスペクター)
- イジィ・ハルツバ(ガラス造形家・チェコ)
- ジョエル・フィリップ・マイヤー(ガラス造形家・アメリカ)
- 武田 厚(美術評論家)
※藤田喬平(日本芸術院会員・日本ガラス工芸協会名誉会 長)は、都合により欠席されました。
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この公募展の大きな特徴は、何より「公平」であることです。
若手からベテランまで、所属団体を問わず、誰もが自由に挑戦できるものです。
過去の経歴も関係なく、集まった作品の中で「どの作品が、今、世界最高なのか」を競い、「どんな理由で、世界最高なのか」を示し、新しい創作の方向性を提示しようというものです。
世界で唯一の国際公募展ですから、言葉を換えれば、ガラスのオリンピックか世界選手権のようなものです。
今回は、これまで常連のように応募していた人が減り、若い、新しい人たちの挑戦が増えたように感じられました。
また中堅からベテランと呼ばれる人たちが、若い人たちの「新しい創造性を追求しようという姿勢」の作品の前に、第1次審査会で次々に姿を消していったことも隠された事実です。(応募者の氏名については公表できません)
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