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Prospectus 開催概要

趣 旨

本展は、世界唯一のガラスの国際公募展として1984年(昭和59年)にはじまり、今回、第11回展を迎えることとなりました。これまで毎回、世界の40の国と地域から数多くの素晴らしい作品が寄せられており、「世界のガラス・シーンの今を展望する」にふさわしい国際的な展示会として評価を得ております。
金沢は、日本を代表する伝統的都市のひとつとして知られ、四季折々の季節感溢れる豊かな自然環境の中で、漆、やきものなど数多くの工芸品が作られ、暮らしの中で使われてきました。
本展は、金沢に「ガラス」という新しい生活文化や産業を育てるとともに、他の工芸や産業分野に対して創造性を触発していくことも期待して開催してきました。
開催委員会では、これまでと同様に、暮らしの中のガラスから新しい芸術表現としてのガラスまで、様々な観点からの取り組みを期待しており、本展の開催を通してガラスの様々な可能性を探っていきたいと考えています。


主 催

国際ガラス展・金沢開催委員会
[構成]
石川県、金沢市、金沢商工会議所、(財)石川県デザインセンター


後 援

経済産業省、日本商工会議所、日本貿易振興機構(ジェトロ)、(財)日本産業デザイン振興会、(株)国際デザインセンター、(社)日本クラフトデザイン協会、(社)日本硝子製品工業会、日本ガラス工芸協会、(財)石川県産業創出支援機構、(社)石川県鉄工機電協会、(社)石川県繊維協会、石川県インテリアデザイン協会、石川県クラフトデザイン協会、石川県ビジュアルデザイン協会、石川県プロダクトデザイン協会、(社)石川県建築士事務所協会、日本放送協会金沢放送局、(株)北國新聞社


協 賛

アサヒ装設株式会社、カタニ産業株式会社、高桑美術印刷株式会社、玉田工業株式会社、株式会社中島商店、ナカダ株式会社、日本通運株式会社金沢支店、株式会社バルデザイングループ、株式会社福光屋(50音順)


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作品公募

開 始   平成21年10月中旬
締 切   平成22年3月8日(月)
応募点数 39の国と地域470点(うち日本156点)

スライド審査

会 期平成22年4月28日(水)
審査員武田  厚 多摩美術大学客員教授、美術評論家
藤田  潤 ガラス造形家、日本ガラス工芸協会理事長
水田 順子 北海道教育庁生涯学習推進局文化・スポーツ課芸術文化グループ主幹
小松 喨一 金沢卯辰山工芸工房館長・石川県デザインセンター副理事長
通過点数21ヵ国74点(うち日本36点)

本審査 現物作品での審査

会 期平成22年7月8日(木)
審査員武田  厚 多摩美術大学客員教授、美術評論家
イジィ・ハルツバ ガラス造形家 チェコ
ヨーン・スコーウ・クリステンセン ガラス評論家、アナバーグ・ガラスコレクション・キュレーター兼理事長、元デンマーク王立工芸博物館キュレーター・デンマーク
ウィリアム・ダグラス・カールソン ガラス造形家・マイアミ大学寄付講座教授・アメリカ
横山 尚人 ガラス造形家

大 賞副賞1,000,000円(1点)
金 賞500,000円(1点)
銀 賞各200,000円(4点)
奨励賞各50,000円(6点)
審査員特別賞各30,000円(5点)

特別座談会

日 時  平成22年7月9日(金)
会 場  石川県地場産業振興センター 新館コンベンションホール
内 容  本審査会翌日に、審査員全員による講評会を開催し、
入賞作品の結果発表を行う。

展示会「国際ガラス展・金沢2010」

会 期  平成22年8月26日(木)〜31日(火) 6日間
会 場  香林坊大和8階ホール(金沢市)
内 容  入賞、入選作品約70点を展示
併 催  「デザインセンター・コレクション展」
デザインセンターのコレクション作品約30点程度を展示


プレ展示

会 期  平成22年8月6日(金)〜31日(火)
会 場  石しいのき迎賓館ギャラリーA、B
内 容  デザインセンターのコレクション作品約30点程度を展示

巡回展「国際ガラス展・金沢2010 in 能登島」

会 期  平成22年10月2日(土)〜11月29日(月)
会 場  石川県能登島ガラス美術館


ごあいさつ

深山 彬

深山 彬
国際ガラス展・金沢開催委員会会長
(金沢商工会議所会頭)

「国際ガラス展・金沢」は、当地金沢に「ガラス」という新しい生活文化や産業を育てるとともに、他の工芸や産業分野に対して創造性を触発していくことも期待して、1984年(昭和59年)に世界唯一のガラス展として初めて開催され、今回で11回目、また国際公募展としては9回目を迎えるに至りました。
ご高承の通り、当地金沢は、クラフト分野でのユネスコ創造都市認定、歴史都市認定を受けるなど、新旧の文化が融合し、豊かな伝統と文化が息づく街であります。
その金沢にガラスという新文化、新産業を定着し、生活の中のガラスから芸術文化としてのガラスまで、ガラスの可能性が飛躍することを心から期待しております。
これまで、毎回、世界約40の国々から多くの素晴らしい作品が寄せられており、世界最新のガラス・シーンを発信するに相応しい国際的な展示会として評価を得ているところでありますが、今回も世界39の国と地域から470点の作品応募があり、その中から厳格なる審査を通過した21ヵ国72点の作品をご紹介させて頂きます。
ガラスという自由な造形性を持ち、クリアで繊細な素材の魅力が、世界各国の優れた作家の手によって、人をひきつけ、心を豊かにする芸術へと昇華した作品群を、是非お楽しみ頂きたいと思います。
最後になりましたが、本展示会の開催にあたり、ご支援、ご協力を賜りました関係各位に心からお礼を申し上げ、私のご挨拶と致します。

ごあいさつ

谷本 正憲

谷本 正憲
石川県知事

「国際ガラス展・金沢2010」の開催を心よりお慶び申し上げます。 本展は、四季折々の豊かな自然と文化に育まれた数々の伝統工芸が息づくここ石川の地に、ガラスという新しい工芸を育成するとともに、その創造性溢れるデザインが陶磁器や漆器などの他の工芸や産業の創作に刺激を与えることを目的に、1984年より開催され、今年で第11回目の開催を迎えました。
今回のガラス展には、公募により世界39の国や地域から470点の作品が寄せられ、その作品の美術的なレベルや、技術的なレベルも確実に高くなってきているとお聞きしております。
このことは、本展が回を重ねるごとに世界唯一のガラスの国際公募展として広く浸透し、世界的な関心と評価が高まってきている現れであり、これまでの開催にご尽力してこられました関係各位に心から敬意を表するものであります。
そして今年は、優れた作品をより多くの人たちにご覧いただくため、プレ展示として、旧県庁舎をリニューアルし、都心部の新たな賑わい拠点として本年4月にオープンした「しいのき迎賓館」にて、過去の入賞・入選作品を展示してまいりました。
さらに、10月2日からは、石川県能登島ガラス美術館においても、巡回展の開催を予定しており、全国各地から多くの皆様がご来場されますことを願っております。
最後に、本展がガラスという世界を通じ、工芸や産業におけるデザイン振興、更にはゆとりと豊かさ溢れる生活や文化の質の向上につながりますことを祈念申し上げまして、ご挨拶といたします。

ごあいさつ

山出 保

山出 保
金沢市長

「国際ガラス展・金沢2010」が、盛大に開催されますことを、心よりお慶び申し上げます。
本展は世界唯一のガラスの国際公募展として、これまでも世界各国から多数の素晴らしい作品が寄せられておりますが、第11回目を迎える今回もこれまで同様、作家の感性あふれる質の高い作品が見受けられたと拝聞しております。まさに世界最高水準の作品を評価する展示会として認められている証であり、関係各位のご努力、ご尽力の賜物と、心からの敬意と感謝の意を表する次第であります。
本市では、金沢の優れた伝統工芸の継承発展を図るため市政100周年を記念して設立した「卯辰山工芸工房」と、ガラス工芸を対象とした本格的な貸し工房である「牧山ガラス工房」の両工房において、ガラスの若手作家に創作活動の場を提供し、ガラスを通じた工芸都市・金沢を世界に向けて発信するとともに、伝統工芸の振興に寄与する人材育成に努めております。そのような取り組みが評価され、平成21年6月にユネスコから創造都市ネットワークにクラフト分野において世界で初めて登録を果たしました。これを機に一層、金沢の伝統工芸及びクラフトを、そして、手仕事のまち・金沢を国内外に向け発信して参ります。
最後に、今後とも本展が益々発展され、ガラスを通じた国際交流が推進されますとともに、生活・産業・文化の振興に大きく寄与いたしますことを祈念し、ご挨拶といたします。

ごあいさつ

中島 秀雄

中島 秀雄
国際ガラス展・金沢開催委員会委員長
((財)石川県デザインセンター理事長)

昭和59年の第1回展開催以来、四半世紀の歳月を経て、今回第11回展として「国際ガラス展・金沢2010」を開催する運びとなりました。これもひとえに、本展にご出品をいただきました世界のガラス作家の皆様方や精力的に審査とご助言をいただきました審査員の先生方、そして石川県、金沢市、金沢商工会議所をはじめ関係各位のご支援ご協力の賜と心より感謝を申し上げます。
本展は世界唯一のガラスの国際公募展として、これまで毎回、世界中から数多くの作品が寄せられ、国際的なガラスの展示会として高い評価を得ています。今回も、世界39の国と地域から470点におよぶ数多くの作品応募があり、厳正な審査を通過した世界21ヵ国から72点の質の高い作品が展示会に向けて寄せられてきました。どの作品も、ガラス・シーンの今を語るものであり、国際性の高い作品であるとの評価を得ています。
近年の展示会出品作品の特徴としては、まず第一に、ガラス素材とは思えないような新しい表現に挑戦している作品が連続して大賞を射止めており、ガラス造形の拡がりや新しい可能性が強く感じられます。次に、日本人作家のレベルの高さが実感され、併せて、若い作り手の台頭が強く感じられることです。その中で、石川県や富山県の作家の活躍が際だっており、北陸におけるガラス作家の集積が強く感じられます。開催委員会では、今後も本展の開催を通して、当地が世界においてガラス造形に関わる重要なエリアとなるように努力していきたいと考えております。
最後に、本展の開催にご支援ご協力をいただきました関係各位に重ねてお礼を申し上げまして、ご挨拶といたします。

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国際ガラス展・金沢開催委員会事務局

〒920-8203 金沢市鞍月2丁目20番地 (財)石川県デザインセンター内
TEL (076) 267-0365 / FAX (076) 267-5242 http://www.design-ishikawa.jp

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